夜明け前より瑠璃色な
(Win、オーガスト)

オーガストの最新作。
冬コミでこのゲームに登場するフィーナの等身大抱き枕がよさそうだったのでゲームをプレイしてみた、という動機。
あまりこういうきっかけはないですよね。

登場キャラは多くもなく少なくもなく。
それぞれのキャラを十分に描けるくらいの人数かな。
基本的には5人。
 朝霧達哉…主人公。エロゲーの主役にしてはかなりしっかりもの。
 フィーナ…月のお姫様。
 ミア…フィーナのメイド。
 朝霧麻衣…主人公の妹。義理だけど。
 鷹見沢菜月…幼馴染。当然ながら家は隣。部屋は向かい側。
さやかとかリースとかも登場しますが、個人的に興味なし。

さてさてシナリオは一般的な恋愛アドベンチャー。
達哉とフィーナの身分のつりあわない恋、というかなり一般的な内容。
でもメーカーというかシナリオライターによってここまでテイストが変わるのかというくらい違います。
今までプレイしたことのあるどのメーカーとも違う感じ。
かなり嫌いじゃないです。

身分のつりあわない恋というのはいろいろと障害があるわけですが、「夜明けな」の展開は結構新鮮でした。
あの剣術のあたりはもう目がうるうるです。
試合前最後の夜とか、試合でフィーナが打ち込むシーンとか。
その後、無事2人が婚約したところはもう「よかったぁ・・・えぐ、えぐ・・・」みたいな感じでした。

心に残ったシーンは水族館デートの場面。
ま、行けなかったわけですが。
2人の成長ぶりも印象的でしたが、さやかとカレンが素敵。
さやかは達哉を、カレンはフィーナを本当に大切に思っているんですね。

まだフィーナのルートしかクリアしていないのですが、フィーナはかなり魅力的。
未来の国王様ということで、普段はかなりのしっかりもの。
でも2人でいるときは普通の女の子で、かなりかわいい。てかデレデレ。。。
そのギャップに萌えました。
なんだかことりと似てますね。
そういう属性を持っているのかも。
フィーナの制服姿はかわいいしね。

フィーナ以外ではちょこまかかわいらしく動き回るミアと、幼馴染なんですけどそんなにべったりした感じでもなくすっきりさっぱりなちょうどよい距離感の菜月が気になりました。
次はミアか菜月だな。

麻衣はあまり。。。
D.C.の音夢とかもそうですが、実際に妹がいると、妹キャラにはあまり萌えないんですよね。
たとえ義理でも。
心のどこかで歯止めがかかっているのかも。
かわいいなぁとは思うんですけどね。

他の要素も順に。

サウンドは、曲数が多め。
シナリオに集中していたのであまりBGMを注意して聞いていないですが、ゲームの雰囲気を損なうことなく、文字通り裏方さんとしていい働きをしていたと思います。
歌はオープニングテーマが印象的。
力強い曲調で、フィーナのことを歌っているのかなと。
ムービーの最初の階段は達哉とフィーナのこれからを暗示している感じ。

サウンドはサントラを買ってじっくり聞いてみたいと思います。
そういえば、ジャケットはヘッドホンをした麻衣ですね。
フィーナではないのかな。
ま、フィーナはヘッドホンというイメージではないですが。
椅子にゆったりと座って、スピーカーから流れる音を目を閉じて聞いているイメージ。

絵はカンペキに好みの作風。
かわいいです。
他メーカーの絵に比べて、恥ずかしいときとかの絵のほっぺたが赤い感じ。
これがまたかわいい。
ちょっと照れてるフィーナの表情とか大ヒットです。。。

システムは非常に安定してます。
Alt+Enterのフルスクリーンとウィンドウの切り替えもスムーズ。
すばらしいです。
安心してゲームを進められました。
地味だけど重要な要素ですよね。

そんなこんなでかなりいいゲームでした。
コミケでは屈指の行列の長さになるオーガストですが、納得です。
プレイした価値がありました。
特に純愛系が好きならプレイしてみてもよいのでは。

夜明けなが良かったのでとりあえず次回作も注目したいと思います。
それまではフィーナの抱き枕で。思わず予約してしまいました。

2006.1.11

少し時間が空きましたが菜月、ミア、麻衣をクリア。

菜月は予想どおりかなりいい感じでした。
昔からずっと一緒だったからなかなか自分の気持ちを言い出せないでいるあたりとか思わず応援してあげたくなりました。
付き合い始めたらかなりバカップルぎみでしたが。
舞い上がりすぎです。
それが見ていて面白かったですけどね。

ミアはフィーナへの思いと達哉への思いで揺れ動く気持ちの描写が良かったです。
どちらかを諦めなければいけなかったんですが、最後の最後でフィーナからでっかい贈り物をいただくことに。
フィーナとしても苦渋の決断だったでしょうね。
フィーナが帰っていく姿を見送るミアはどんな気持ちだったんでしょう。

麻衣シナリオは、家族というものを改めて考えさせられました。
血がつながっていれば家族ってわけではないですからね。
これからさやかシナリオをプレイしますが、家族について言えばさやかシナリオのほうでさらに深く描かれていると思います。ちょっと期待。

さて麻衣はかわいすぎです。
義理の妹とかいうのを抜きにしてかわいすぎ。
反則。
尽くしてくれるしね。
夜明けなではフィーナと並んで2大人気キャラですが、納得。
麻衣に撃沈された人は多いでしょうね。
「こんなにえっちな妹で、ごめんね」・・・って。

2006.5.14

さやか、リースをクリアしました。
そして最後のシナリオ「夜明け前より瑠璃色な」をクリアしました。

さやかとリースのシナリオはキャラの立場が違うけど、どちらも家族がテーマでした。
この二人がからむシーンが多かったのが印象的。
最強の世話焼きと、かまってあげたくなる子猫では当然か。。。

さやかにはもっと肩の力を抜いて自然体で進んで欲しいです。
今のさやかならできると思います。
かわいいお姉さんだしね。
さやかが昔の制服を着てるシーンとか最高でした。。。

リースにはもっと自分を出して欲しいかな。
自身の背負っている役割を考えると難しいかもしれないけど。
でもそれだけで終わってしまうのはさびしいしね。
さやかをはじめ、家族のように接してくれるみんながいるから大丈夫。

で、「夜明け前より瑠璃色な」ですが、充実でした。

エンディングを迎えて、心がものすごく充実してました。

フィーナエンドの後の話なのですが、フィーナルートで散々いろいろあったにもかかわらず、さらなる試練が。

フィーナと達哉の心が何度も離れそうになって、でもそのたびに二人の絆が強くなっていくあたりはちょっとうらやましいくらい。

クライマックスと言っていい、フィーナの臣下への演説のシーンは圧巻でした。
その凛とした強さに、より一層惚れちゃいました。
シナリオを進むにつれてどんどんフィーナに心が傾いちゃいます。
お姫さまだからとかそういうのを抜きにして、フィーナだから好きなんですよね。

これで、夜明け前より瑠璃色なはひと段落です。
今までプレイしたギャルゲーの中でもかなり上位に食い込むかと。
キャラクター、原画、シナリオ、演出、サウンド、全てが高いレベルで1つにまとまってます。
正直に言ってここまで心を動かされるとは想定外でした。

スタッフの皆様に感謝します。。

2006.5.21